【「アルセーヌ・ルパンの逮捕」に対する注釈】
[#注一]帽子などを入れるための、ボール紙や薄板でできた円筒形の箱。
[#注二]語句をジェスチャーなどによって当てさせるゲーム。
【「アルセーヌ・ルパンの逮捕」に関して】
この作品の原文は、以下のところから取りました。2002年5月現在、作者、英訳者ともに著作権保護期間を過ぎているのですが、英文を取ってきたファイルがネット上から消えてしまっているため、私の責任でもってとりあえずgoogleキャッシュとともにzip形式で圧縮して配布しております。
http://gaslight.mtroyal.ca/lupinX01.htm(2002/9現在、復活しているようです)
http://www.e-freetext.net/arrest.zip
一部《》によってルビをふってあります。また、[]によって、注があることを示してあります。なお、注はこのテキストでは終わりにつけました。
【付記】
参考までに、Gaslightのファイルについている使用条件を訳してみました。もちろん、これは法律文書の一種なので、これをあてにしないで、原文に当たることをお勧めしておきます。
Permissions:GaslightのファイルはGaslight discussion listに基づいて作られており、Mount Royal Collegeによってもホストされている。しかし、個人的利用のためにファイルにアクセスすることは自由である。学術的、または非営利目的のためにファイルを配布することは自由である。通常のGaslightファイルや、著作権が設定されているファイルから、あなたが住む国での「フェア・ユース」にのっとって引用することは自由である。Gaslightのファイルは商業利用のために用意したものではない。 |
【訳者あとがき】
この作品は、アルセーヌ・ルパンが世界に初登場した作品になります。作者であるモーリス・ルブランが、友人の誘いに応じて、創刊間もない雑誌に発表したものです。この作品が好評を博したために、ルブランは次々とルパンものを発表していきました。その代表作としては『813』『奇岩城』なんかがあるのではないでしょうか。
日本では、作品によっては多くの出版社から翻訳されています。それだけよく知られた人物ではありますが、意外にも、ルパン物が現在読まれているのはフランスと日本だけらしいです。その証拠に、ルパンものを探してインターネットをちょっと散歩してきましたが、英語で書かれたルパンものが意外とないんですね。グーテンベルグには『水晶栓』しかなかった(2001/7当時。今はもう少し増えています)ですし、この作品を取ったページも現在作成中(同じく2001/7当時)でした。
私の訳文でアルセーヌ・ルパンのイメージを伝えることができたかどうか、心配になってきましたが、暇つぶしにでも読んでいただければ幸いです。
2001.7.7
原作:The arrest of Arsene Lupin
原作者:Maurice Leblanc(モーリス・ルブラン)(1864-1941)。Translated by Alexander Teixeira de Mattos (1865-1921)
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この版権表示を残すかぎりにおいて、商業利用しないかぎり複製・再配布が自由に認められる。プロジェクト杉田玄白協賛参加テキスト。
翻訳履歴:2002年5月27日、原作者の著作権保護期間が過ぎたことを受けてとりあえず公開。
2002年9月6日、html版を公開。
2002年9月18日、枯葉さんのご指摘により訂正。
2002年9月19日、枯葉さんのご指摘により訂正。
2002年10月6日、訳文一部手直し、使用条件を明確化。